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特定保健指導

これまでの健診・保健指導は「病気の早期発見・早期治療」を目的としていました。

特定健診・特定保健指導では、内臓脂肪型肥満に着目し、その要因となっている生活習慣を改善するための保健指導を行い、糖尿病等の生活習慣病の有病者・予備群を減少させること(病気の予防)を目的としています。 生活習慣病は自覚症状がないまま進行するため、健診は個人が生活習慣を振り返る絶好の機会と位置づけ、行動変容につながる保健指導を行います。

  • 特定保健指導の対象となった方には、健康的な生活に自ら改善できるよう、さまざまな働きかけやアドバイスを行います。

特定保健指導

平成20年度から健保組合に特定保健指導の実施が義務付けられました。

みなさまが毎年受診される健診の結果をもとに、生活習慣病にかかるリスクをお持ちの方に3~6ヵ月間の特定保健指導(生活習慣改善プログラム)を受けていただきます。

対象者

40歳以上の被保険者および被扶養者でメタボリックシンドロームに該当された方・予備群の方。

支援レベルの決定方法(階層化の方法)

毎年の健診結果で対象者を選定します。

STEP.1 腹囲とBMIで内臓脂肪蓄積のリスクを判定

(1)腹囲 男性:85cm以上・女性:90cm以上
(2)腹囲・BMI 男性:85cm未満・女性:90cm未満 かつ BMI:25以上
  • ※腹囲と内臓脂肪面積の両方を測定した場合は、内臓脂肪面積の測定結果を優先して判定を行います。(内臓脂肪面積100㎠以上→(1)、内臓脂肪面積100㎠未満かつBMI25以上→(2))

STEP.2 検査結果・問診からメタボリックシンドロームに関わるリスク数をカウント

①血糖 a. 空腹時血糖:100mg/dL以上
b. HbA1c(NGSP):5.6%以上

  • ※やむを得ず空腹時以外でHbA1cを測定しない場合かつ食後3.5時間以上10時間未満の場合、随時血糖100mg/dl以上
②脂質 a. 空腹時中性脂肪:150mg/dL以上(やむを得ない場合は随時中性脂肪175mg/dL以上) または
b. HDLコレステロール:40mg/dL未満
③血圧 a. 収縮期血圧:130mmHg以上 または
b. 拡張期血圧:85mmHg以上
④喫煙 ①~③にひとつでも該当する場合は、喫煙歴もリスクとしてカウント

STEP.3 STEP1・2から支援レベルを判定

生活習慣改善プログラムの内容

保健師などの専門家があなたの状況に合わせたプランを一緒に考えてくれます。
特別な食事制限や減量をするのではなく、例えばいつも食べている昼食の一品をカロリーの少ないものに変えてみたり、通勤で歩く速度を速めてみたりするなど、身近なところから少しずつ変えていきましょう。肩の力を抜いてリラックスしてご参加ください。

積極的支援レベル・動機付け支援レベル

メタボリックシンドロームのリスクが高い方には、初回面接で行動目標を立て、改善に向けて取り組んでいただきます。取り組み期間中は電話・メールなどのサポートが行われます。(積極的支援レベルの場合、2~4週間ごとにサポート)最後に健康状態や生活習慣の確認が行われます。

なお、2年連続して積極的支援に該当した場合、1年目に比べて2年目の状態が改善※していれば、2年目の特定保健指導は、動機付け支援相当で可となります。

  • ※BMI30未満:腹囲1cm以上かつ体重1kg以上、BMI30以上:腹囲2cm以上かつ体重2kg以上

2024年度から始まる第4期では、特定保健指導によって成果が出たかどうかを評価する「アウトカム評価」が導入されました。
アウトカム評価の主要達成目標は「腹囲2cm・体重2kg減」となっており、初回から3ヵ月以上経過後の実績評価時に目標を達成した場合、特定保健指導は終了となります。 (「腹囲2cm・体重2kg減」を達成していなくても、「腹囲1cm・体重1kg減」や生活習慣病予防につながる行動変容が認められた場合は、成果として評価されます。)

《プログラムの基本の流れ》

  1. 初回面接(30~40分)…専門家のアドバイスを受け、計画を立てる
  2. 実行…電話やメールなどで、専門スタッフが応援します
  3. 評価(3~6ヵ月後)…現在の状態を確認します
  • ※検査値の改善度は次年度の健診結果で評価しますので、次の健診まで気を抜かないで取り組みを続けてくださいね。

対象者への通知方法

被保険者

会社経由でご案内します。
保健指導は委託先の指導専門機関のスタッフが行います。

【委託先】

  • ㈱ホームナース
  • メドケア㈱
  • RIZAP㈱

その他、会社の契約する産業医、近隣の医療機関など

被扶養者・任意継続被保険者

人間ドック等の健診を受診した医療機関または当組合より通知します。

原則、医療機関にて保健指導を行いますが、保健指導に対応していない医療機関で健診を受診した方等は、委託先の指導専門機関のスタッフが行います。

【委託先】

  • ㈱スギ薬局、薬樹㈱
  • ㈱リンケージ
  • ㈱エス・エム・エス

費用

プログラム費用は当組合が全額負担しますので、受ける方のご負担はありません。

35~39歳の被保険者対象事業

健康なカラダを作るためには、若いうちから生活習慣に対する意識を持つことが重要です。運動や食事・睡眠など、今の生活習慣を続けたときの将来の姿を想像してみましょう。当組合では35~39歳の被保険者の方のうち「メタボ確率」が一定以上の方に「生活習慣改善プログラム」を提供し健康な身体づくりとその習慣化を目指します。

 

  • ほかにも、スポーツクラブ(オンライン会員あり)オンライン禁煙プログラム健康相談などを展開しています。ぜひ、みなさまの健康づくりにご活用ください。
  • 当組合オリジナルのマンガ冊子(なりたい自分に!カラダ改善)はこちら

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